家づくりソムリエのネットセミナー
2005年08月03日
建築資金、できる融資利用計画
>>建築家である家づくりソムリエの、ネットセミナーです。
【WEB取材 担当プロデューサーの一口メモ】
人気ページです!・・・<家づくりソムリエのインターネット無料セミナー>
今回は「建築資金、できる融資利用計画」をご紹介します。
講師は茨城県の一級建築士、栗山松雄ソムリエです。
皆様がよくご覧になっている新聞折り込みちらしの建物価格はどこまで含まれていますか?又そのプランで満足ですか?
○ 本体価格 装備品
(気に入った商品ですか?品物が変われば当然金額も変わります。)
○ 消費税
○ 外部給排水
(建設地の条件によって大きく変わります。)
給水は水道or井戸 既存ですか?新規ですか?
水道の取り出しが新規ならば道路の管理者の違いや本管の埋設位置によって金額が大幅に変わります。又別途加入金がかかる場合もあります。
排水は生放流or浄化槽 既存ですか?新規ですか?
排水桝の取り出しが新規ならば工事費については水道の取り出しと同様です。浄化槽の場合、放流先が無ければ別途宅内処理設備費用もかかります。
○ ガス工事 (建設地の条件・本人の希望によって大きく変わります。)
都市ガスorプロパンorオール電化
都市ガスを新規引き込みの場合メーターの位置等によって工事費が変わります。プロパンの場合は交渉次第でメリットがある場合もあります。オール電化ならガス工事費は当然かかりません。イニシャルコスト・ランニングコストを考慮して採用して下さい。
○ 照明器具 必要な照明器具は全て含まれていますか?
最近はホームセンター等でもかなり定価から割り引いた金額で提供しているので建築士にアドバイスをもらいながら自分で購入してくる事も可能です。
○ カーテン 含まれていますか?
ガラスの種類(透明・型板)によっては必要・不必要の場合がありますし、既製品・オーダーメイドで大幅に変わります。
○ 変更追加
間取りの変更や装備品の変更が伴えば追加の金額が発生します。
○ 設計監理費
特に明記していなくても会社利益の中に必ず含まれています。
分離発注しても必ずしも金額が高くなる訳では無いので、仕事の性質上施工会社とは分けることがベストです。
○ 諸費用
確認申請 調整区域・区画整理地等別途許可申請が必要な場合や工法・階数等によっては構造計算代金が発生する場合もあります。
登記 表示登記及び保存登記
さて見積もりが出てきましたが以上で全てだと思いますか?
建替えですか?
○ 解体費用がかかります。
建設リサイクルが施工されたことに伴い、分別解体が必要になり、解体費用は以前より高くなりました。法律を遵守しないと法的に罰せられる事もありますので、建築士にご相談下さい。
これだけの建築資金で大丈夫ですか?
工事代金等の支払いは現金ですか?
○ 建築資金借入の場合、保証料・手数料・火災保険・抵当権設定費用等いろいろな諸費用が必要となります。借入先・借入年数・借入金額によって変わりますのでご確認ください。融資の実行時期も異なりますので工事費の支払条件と合うかどうかの判断も必要です。判らない方は建築士に相談するのがベストです。
融資時には諸費用を差し引いて実行されますので借入金≠実行金となり、この費用も考慮しておかないと、建築資金不足になる可能性もありますので資金計画の際に検討しましょう。
その他に
○ 空調
○ 引越し
○ 家具
○ 地鎮祭や上棟の費用
等も必要な場合もありますので、綿密な資金計画が必要です。
表示価格で家が建つと明記している場合でも状況に応じて別途費用が発生することもありますので、まずは設計のプロである建築士にご相談ください。
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【WEB取材 担当プロデューサーの一口メモ】
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今回は「建築資金、できる融資利用計画」をご紹介します。
講師は茨城県の一級建築士、栗山松雄ソムリエです。
皆様がよくご覧になっている新聞折り込みちらしの建物価格はどこまで含まれていますか?又そのプランで満足ですか?
○ 本体価格 装備品
(気に入った商品ですか?品物が変われば当然金額も変わります。)
○ 消費税
○ 外部給排水
(建設地の条件によって大きく変わります。)
給水は水道or井戸 既存ですか?新規ですか?
水道の取り出しが新規ならば道路の管理者の違いや本管の埋設位置によって金額が大幅に変わります。又別途加入金がかかる場合もあります。
排水は生放流or浄化槽 既存ですか?新規ですか?
排水桝の取り出しが新規ならば工事費については水道の取り出しと同様です。浄化槽の場合、放流先が無ければ別途宅内処理設備費用もかかります。
○ ガス工事 (建設地の条件・本人の希望によって大きく変わります。)
都市ガスorプロパンorオール電化
都市ガスを新規引き込みの場合メーターの位置等によって工事費が変わります。プロパンの場合は交渉次第でメリットがある場合もあります。オール電化ならガス工事費は当然かかりません。イニシャルコスト・ランニングコストを考慮して採用して下さい。
○ 照明器具 必要な照明器具は全て含まれていますか?
最近はホームセンター等でもかなり定価から割り引いた金額で提供しているので建築士にアドバイスをもらいながら自分で購入してくる事も可能です。
○ カーテン 含まれていますか?
ガラスの種類(透明・型板)によっては必要・不必要の場合がありますし、既製品・オーダーメイドで大幅に変わります。
○ 変更追加
間取りの変更や装備品の変更が伴えば追加の金額が発生します。
○ 設計監理費
特に明記していなくても会社利益の中に必ず含まれています。
分離発注しても必ずしも金額が高くなる訳では無いので、仕事の性質上施工会社とは分けることがベストです。
○ 諸費用
確認申請 調整区域・区画整理地等別途許可申請が必要な場合や工法・階数等によっては構造計算代金が発生する場合もあります。
登記 表示登記及び保存登記
さて見積もりが出てきましたが以上で全てだと思いますか?
建替えですか?
○ 解体費用がかかります。
建設リサイクルが施工されたことに伴い、分別解体が必要になり、解体費用は以前より高くなりました。法律を遵守しないと法的に罰せられる事もありますので、建築士にご相談下さい。
これだけの建築資金で大丈夫ですか?
工事代金等の支払いは現金ですか?
○ 建築資金借入の場合、保証料・手数料・火災保険・抵当権設定費用等いろいろな諸費用が必要となります。借入先・借入年数・借入金額によって変わりますのでご確認ください。融資の実行時期も異なりますので工事費の支払条件と合うかどうかの判断も必要です。判らない方は建築士に相談するのがベストです。
融資時には諸費用を差し引いて実行されますので借入金≠実行金となり、この費用も考慮しておかないと、建築資金不足になる可能性もありますので資金計画の際に検討しましょう。
その他に
○ 空調
○ 引越し
○ 家具
○ 地鎮祭や上棟の費用
等も必要な場合もありますので、綿密な資金計画が必要です。
表示価格で家が建つと明記している場合でも状況に応じて別途費用が発生することもありますので、まずは設計のプロである建築士にご相談ください。
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2005年07月27日
家には、「庭」ができて家庭
>>建築家である家づくりソムリエの、ネットセミナーです。
【WEB取材 担当プロデューサーの一口メモ】
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今回は「住まいの外構・エクステリア講座」をご紹介します。
講師は神奈川県の一級建築士、青木元義ソムリエです。
<外構、エクステリア計画の意義>
内外装の仕上が完了して足場が外れると、家づくりも一段落ですが、その家の佇まいは、アプローチや敷地周辺の外構、植栽が整えられて初めて、個性ある姿として完成します。
このように外構、エクステリア計画では、ガーデニングや植栽によって、アプローチや、庭、建物外周、を意匠的に整えることを主眼としますが、一方住空間の性能は、外部空間及び周辺環境との関係によって、良くも悪しくも左右されます。この意味で、外部空間を効率よく内部空間に結び付けて、敷地の特性を活かした環境づくりをすることが外構計画においては重要です。
要約すれば、立地条件に応じて敷地を有効に活用し、快適な内外空間を実現することが外構計画の基本と云えます。
このため、基本計画の段階で、建物内外の空間的な関係、地域の環境や景観との繋がりをしっかり盛り込んだ外構計画のアウトラインを作成することが大切です。
以上を踏まえて、外構、エクステリア計画の要点を挙げてみます。
<外構、エクステリア計画のポイント>
1. 総合的配置計画としての外構計画
敷地は、広さ、形状、環境、方位、法的規制等、様々な条件によって性格づけられますが、概ね制約条件として受け止められることが多いようです。しかし、計画に於いては、制約という観念に捉われず、こうした諸条件をプラニングの外的与条件として積極的に把え、内外空間を一体とした敷地全体の計画の中に有効に活かす方法を考えます。
一般的に「デッドスペース」と考えられる敷地外周の空地や、斜線制限によるセットバック部分の処理などに様々な工夫が考えられます。「中庭」「吹き抜け」「勾配天井」「トップライト」など良く知られたボキャブラリーも、こうした計画上の意味を持つ手法として用いられます。
2. 住まいの環境要素としての外部空間の計画
外部空間をどのように取り入れるかが、居住空間の通風、採光などの環境条件を大きく左右します。「家と庭」というふうに内外空間を対置して考えると、居室の環境は敷地のもつ方位や、形状、道路、隣地等の外的条件に単純に制約されがちですが、敷地全体を空間の有機的な繋がり、として構成するプラニング、外壁や屋根を建物内外の環境を制御する機能要素として活用する断面計画などにより、敷地の特性を有効に活かした良好な居住環境を実現することが出来ます。
3. 居室の延長としてのエクステリア・屋外生活を楽しむ外構計画
建物外周はデッドスペースとなりがちですが、居室の延長空間として積極的に活かす工夫が必要です。隣地側の塀なども、素材、色彩、形状、などを工夫して居室の延長として活用することにより、快適な屋外生活を楽しむことが可能です。小さな中庭でも、デッキを床面と同レベルにして、居室と連続させることにより、内外空間を相互に拡張して活用する効果が得られます。
4. 景観形成としての外構計画
建物の外観デザインや色彩は地域の景観形成に一義的な役割をもちますが、その効果は適切に配慮された外構計画によって補われます。小さな前面空地であっても、アプローチ形状の工夫や、素材、植栽樹種の選択次第によって、景観に風情を添えることが出来ます。樹種の選択は、常緑樹、落葉樹、花潅木、などの配置、組合せに配慮し、季節感を持たせたいものです。
5. 外構、エクステリアの機能的分類
外構、エクステリアを、その機能、役割から見て分類すると、次のように整理できます。
1)生活機能 中庭、デッキ、テラス、ベランダなど、生活空間としてのエクステリア
2)サービス機能 エントランス、カーポート、サービスヤードなど
3)観賞機能 屋内からの観賞効果を重視した伝統的な和風、洋風の庭園
4)修景機能 街並みの景観を形づくる門、塀、花壇などの植栽
5)その他 目隠し用の塀や生垣、日照調整のための植栽など
実際の計画に於いては、以上の各機能を組み合わせたり、併用することによって、敷地全体の住まいづくり計画の効果を高めるように努めます。
詳しくは、家づくりソムリエサイト内、<ネットセミナー>→<家には、「庭」ができて家庭>から
https://cgi.sslservice.jp/prepra/netsemina/index00.html
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【WEB取材 担当プロデューサーの一口メモ】
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今回は「住まいの外構・エクステリア講座」をご紹介します。
講師は神奈川県の一級建築士、青木元義ソムリエです。
<外構、エクステリア計画の意義>
内外装の仕上が完了して足場が外れると、家づくりも一段落ですが、その家の佇まいは、アプローチや敷地周辺の外構、植栽が整えられて初めて、個性ある姿として完成します。
このように外構、エクステリア計画では、ガーデニングや植栽によって、アプローチや、庭、建物外周、を意匠的に整えることを主眼としますが、一方住空間の性能は、外部空間及び周辺環境との関係によって、良くも悪しくも左右されます。この意味で、外部空間を効率よく内部空間に結び付けて、敷地の特性を活かした環境づくりをすることが外構計画においては重要です。
要約すれば、立地条件に応じて敷地を有効に活用し、快適な内外空間を実現することが外構計画の基本と云えます。
このため、基本計画の段階で、建物内外の空間的な関係、地域の環境や景観との繋がりをしっかり盛り込んだ外構計画のアウトラインを作成することが大切です。
以上を踏まえて、外構、エクステリア計画の要点を挙げてみます。
<外構、エクステリア計画のポイント>
1. 総合的配置計画としての外構計画
敷地は、広さ、形状、環境、方位、法的規制等、様々な条件によって性格づけられますが、概ね制約条件として受け止められることが多いようです。しかし、計画に於いては、制約という観念に捉われず、こうした諸条件をプラニングの外的与条件として積極的に把え、内外空間を一体とした敷地全体の計画の中に有効に活かす方法を考えます。
一般的に「デッドスペース」と考えられる敷地外周の空地や、斜線制限によるセットバック部分の処理などに様々な工夫が考えられます。「中庭」「吹き抜け」「勾配天井」「トップライト」など良く知られたボキャブラリーも、こうした計画上の意味を持つ手法として用いられます。
2. 住まいの環境要素としての外部空間の計画
外部空間をどのように取り入れるかが、居住空間の通風、採光などの環境条件を大きく左右します。「家と庭」というふうに内外空間を対置して考えると、居室の環境は敷地のもつ方位や、形状、道路、隣地等の外的条件に単純に制約されがちですが、敷地全体を空間の有機的な繋がり、として構成するプラニング、外壁や屋根を建物内外の環境を制御する機能要素として活用する断面計画などにより、敷地の特性を有効に活かした良好な居住環境を実現することが出来ます。
3. 居室の延長としてのエクステリア・屋外生活を楽しむ外構計画
建物外周はデッドスペースとなりがちですが、居室の延長空間として積極的に活かす工夫が必要です。隣地側の塀なども、素材、色彩、形状、などを工夫して居室の延長として活用することにより、快適な屋外生活を楽しむことが可能です。小さな中庭でも、デッキを床面と同レベルにして、居室と連続させることにより、内外空間を相互に拡張して活用する効果が得られます。
4. 景観形成としての外構計画
建物の外観デザインや色彩は地域の景観形成に一義的な役割をもちますが、その効果は適切に配慮された外構計画によって補われます。小さな前面空地であっても、アプローチ形状の工夫や、素材、植栽樹種の選択次第によって、景観に風情を添えることが出来ます。樹種の選択は、常緑樹、落葉樹、花潅木、などの配置、組合せに配慮し、季節感を持たせたいものです。
5. 外構、エクステリアの機能的分類
外構、エクステリアを、その機能、役割から見て分類すると、次のように整理できます。
1)生活機能 中庭、デッキ、テラス、ベランダなど、生活空間としてのエクステリア
2)サービス機能 エントランス、カーポート、サービスヤードなど
3)観賞機能 屋内からの観賞効果を重視した伝統的な和風、洋風の庭園
4)修景機能 街並みの景観を形づくる門、塀、花壇などの植栽
5)その他 目隠し用の塀や生垣、日照調整のための植栽など
実際の計画に於いては、以上の各機能を組み合わせたり、併用することによって、敷地全体の住まいづくり計画の効果を高めるように努めます。
詳しくは、家づくりソムリエサイト内、<ネットセミナー>→<家には、「庭」ができて家庭>から
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2005年07月20日
省エネ・断熱性の高い住まい
>>建築家である家づくりソムリエの、ネットセミナーです。
【WEB取材 担当プロデューサーの一口メモ】
ページビューも急上昇・・・<家づくりソムリエのインターネット無料セミナー>
今回は、「省エネ・断熱性の高い住まい講座」をご紹介します。
講師は東京都の一級建築士、本橋勝ソムリエです。
住まいに求められるものといえば、快適さ。
快適な住まいには、1.冬、暖かく、2.夏、涼しく、3.湿気がこもらない、という条件がありますが、これに省エネの視点を加えると、4.使用エネルギーが少ない、5.耐久性がある、となります。
その大半が温暖湿潤気候となる日本では、やはり湿度の高い夏の過ごし方と冬の暖かさを保つことがポイントで、その方法のひとつに断熱があります。
断熱方法には「外断熱」「内断熱」の2種類あり、「外断熱」は構造体の外側に断熱材を使い、熱を伝えにくくする方法。「内断熱」は構造体の内側に断熱材を使う方法です。
それぞれの特徴を比較すると次のようになります。
□外断熱:構造材も断熱される・結露が起きにくい・コストが割高
□内断熱:構造材は断熱されない・構造材に結露が生じる場合有り・一般的コスト
湿度の高い夏の過ごし方を重視し、木造建築が主流の日本では、寒い冬には「囲炉裏・こたつ」といった部分的な暖房方法が一般的でした。やがて高度成長期に鉄筋コンクリート(RC)造の住宅が増えつつも、1970年代初頭のオイルショック以後はエネルギー節約の観点から断熱について見直しがされます。
しかし「外断熱」が普及した北欧等に比べ、「内断熱」が普及する日本。断熱方法の違いが出来た理由には歴史的な背景もありました。
地震が少なく組積(レンガ)造が多い北欧等ではオイルショック以後、国をあげた省エネ対策の一環として「外断熱」を全面的に採用するようになります。その理由は20世紀初頭の建物に「内断熱」が普及していたため結露が多い等の問題が生じ、経験的に「外断熱」がよいという理論が定着していたようです。
一方日本ではRC造の住宅が増加し、アルミサッシの普及とともに木造住宅よりも気密性は向上しましたが、断熱に関する経験の未熟さ、囲炉裏・こたつに代表される暖房方法の歴史、そして工事の利便性・建設費等の問題から「内断熱」が一般的に普及します。
断熱性・気密性は何れも外断熱が優れており、一見すると内断熱の採用は好ましくないような印象がありますが果たしてそうでしょうか? 確かに寒さの厳しい地域では有効だと思いますが、他の地域では過剰な装備になりえることも考慮しなければなりません。
「外断熱」「内断熱」の選択は単なる数値による優劣の比較ではなく、建設地・工事費・防湿対策・プランによる通風の検討など総合的に判断することと、地球環境を考えたエネルギー対策に関しても一人一人が意識することが大切だと思います。
詳しくは、家づくりソムリエサイト内、<ネットセミナー>→<その家は「省エネ・断熱」対応>から
https://cgi.sslservice.jp/prepra/netsemina/index00.html
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【WEB取材 担当プロデューサーの一口メモ】
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今回は、「省エネ・断熱性の高い住まい講座」をご紹介します。
講師は東京都の一級建築士、本橋勝ソムリエです。
住まいに求められるものといえば、快適さ。
快適な住まいには、1.冬、暖かく、2.夏、涼しく、3.湿気がこもらない、という条件がありますが、これに省エネの視点を加えると、4.使用エネルギーが少ない、5.耐久性がある、となります。
その大半が温暖湿潤気候となる日本では、やはり湿度の高い夏の過ごし方と冬の暖かさを保つことがポイントで、その方法のひとつに断熱があります。
断熱方法には「外断熱」「内断熱」の2種類あり、「外断熱」は構造体の外側に断熱材を使い、熱を伝えにくくする方法。「内断熱」は構造体の内側に断熱材を使う方法です。
それぞれの特徴を比較すると次のようになります。
□外断熱:構造材も断熱される・結露が起きにくい・コストが割高
□内断熱:構造材は断熱されない・構造材に結露が生じる場合有り・一般的コスト
湿度の高い夏の過ごし方を重視し、木造建築が主流の日本では、寒い冬には「囲炉裏・こたつ」といった部分的な暖房方法が一般的でした。やがて高度成長期に鉄筋コンクリート(RC)造の住宅が増えつつも、1970年代初頭のオイルショック以後はエネルギー節約の観点から断熱について見直しがされます。
しかし「外断熱」が普及した北欧等に比べ、「内断熱」が普及する日本。断熱方法の違いが出来た理由には歴史的な背景もありました。
地震が少なく組積(レンガ)造が多い北欧等ではオイルショック以後、国をあげた省エネ対策の一環として「外断熱」を全面的に採用するようになります。その理由は20世紀初頭の建物に「内断熱」が普及していたため結露が多い等の問題が生じ、経験的に「外断熱」がよいという理論が定着していたようです。
一方日本ではRC造の住宅が増加し、アルミサッシの普及とともに木造住宅よりも気密性は向上しましたが、断熱に関する経験の未熟さ、囲炉裏・こたつに代表される暖房方法の歴史、そして工事の利便性・建設費等の問題から「内断熱」が一般的に普及します。
断熱性・気密性は何れも外断熱が優れており、一見すると内断熱の採用は好ましくないような印象がありますが果たしてそうでしょうか? 確かに寒さの厳しい地域では有効だと思いますが、他の地域では過剰な装備になりえることも考慮しなければなりません。
「外断熱」「内断熱」の選択は単なる数値による優劣の比較ではなく、建設地・工事費・防湿対策・プランによる通風の検討など総合的に判断することと、地球環境を考えたエネルギー対策に関しても一人一人が意識することが大切だと思います。
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2005年07月13日
ヒューマン設計・使いやすい設計
>>建築家である家づくりソムリエの、ネットセミナーです。
【WEB取材 担当プロデューサーの一口メモ】
ますますページビューも急上昇・・・<家づくりソムリエのインターネット無料セミナー>
今回は、「住む人の身体に合わせた家づくり講座」をご紹介します。
講師は奈良県の一級建築士清水雄二ソムリエです。
住宅とは住む器と言われます。
住宅はそれぞれの国、人種、環境によって、さまざまな住居があります。この日本にも又地域によってさまざまな住居があります。そして地域の中でも個別の人々によって又住居は様々です。
今回住宅について、ヒューマン設計・使いやすい設計というテーマでお話してみます。世界で一つだけの住宅設計ですから、まず設計に入る前にクライアントの家族の皆さんと面談を重ね、クライアントの歴史を掘り下げ、住宅についてのイメージをゆっくり固めていきます。イメージが大体固まってきますと次は大きな概要、つまり「コンセプト」を立ててそれに基づきプランを練ってゆきます。土地がもっている情報、クライアントの家族構成、身体的なこと、予算等面談を重ねて得た情報を設計者なりに理解して複数プランをたたき台として作成し、議論をし、方向付けして一歩一歩前に進み半歩下がり又前に進んでいきます。
その中でも住む人の身体に合わせた家づくりに関して、具体的な例を用いてお話してみます。
身体に合わせた家づくりといっても、いろいろあります。内部的には家族の身体的な数字、年齢的なこと、男女の違い、色の好み、癖、健康的なのか過去に病暦はあるのか、座敷の生活なのか、椅子式の生活が多いのか等、いろんな要素が合い交じり合って住宅は構成されていきます。
したがって面談を重ねて、クライアントからいただいたデーターを一つ一つ組み合わせ2次元そして3次元にまとめていきます。
まず住宅の顔「玄関」から家に入りましょう。玄関のイメージをたとえばいろんな要素イメージから和風としましょうか。外観等を含めて家のイメージが和風になりますので当然入り口の扉は引き違い戸、片引き戸、引き込み戸になるかというと単純にはそうはなりません。玄関の広さ、クライアントが玄関に対して持っているイメージ、他の部屋とのからみ、そして極端には設計者の好み等も合い混ざり合って決定されることになります。ただ此処で、たとえ決定されても設計が進んでいく過程で変更になることは多々あります。
身体に合わせた玄関と言ってもまたなかなか答えが難解です。たとえでお話しするしかないので、原則論での説明になりますが、まず玄関と言うのは、お客人を招き入れるところということを優先したクライアントのイメージですと、和風の扉で内開きという選択肢を私は良くお勧めします。そして内玄関の広さもやや通常よりは広く確保します、当然床面積等の制限、予算の制限等も考慮しつつバランスを取りながら広さを決めていくことになります。
玄関の構成は外部にはポーチ、内部には玄関、式台、靴いれ、収納、ベンチ、手すり、コート帽子掛け等になるかと思います。ベンチ、手すりについては家族の中で身体的に弱い家族があるとか、機能的に欲しいとか要望があれば設計者として考えますし、予算の制限等があれば又違った答えを考えて提案します。
玄関一つでもまだまだたくさんの説明が必要ですが、家づくりをお考えの皆さんからの質問等に対して、具体的に住宅が構成しているほかの部屋にバトンを渡していきたいと思います。世界で一つだけの住宅設計ですから、それぞれ違う皆さんのこだわりに応えてまいります。
詳しくは、家づくりソムリエサイト内、<ネットセミナー>→<使う人の「身体」に合わせたい>から
https://cgi.sslservice.jp/prepra/netsemina/index00.html
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今回は、「住む人の身体に合わせた家づくり講座」をご紹介します。
講師は奈良県の一級建築士清水雄二ソムリエです。
住宅とは住む器と言われます。
住宅はそれぞれの国、人種、環境によって、さまざまな住居があります。この日本にも又地域によってさまざまな住居があります。そして地域の中でも個別の人々によって又住居は様々です。
今回住宅について、ヒューマン設計・使いやすい設計というテーマでお話してみます。世界で一つだけの住宅設計ですから、まず設計に入る前にクライアントの家族の皆さんと面談を重ね、クライアントの歴史を掘り下げ、住宅についてのイメージをゆっくり固めていきます。イメージが大体固まってきますと次は大きな概要、つまり「コンセプト」を立ててそれに基づきプランを練ってゆきます。土地がもっている情報、クライアントの家族構成、身体的なこと、予算等面談を重ねて得た情報を設計者なりに理解して複数プランをたたき台として作成し、議論をし、方向付けして一歩一歩前に進み半歩下がり又前に進んでいきます。
その中でも住む人の身体に合わせた家づくりに関して、具体的な例を用いてお話してみます。
身体に合わせた家づくりといっても、いろいろあります。内部的には家族の身体的な数字、年齢的なこと、男女の違い、色の好み、癖、健康的なのか過去に病暦はあるのか、座敷の生活なのか、椅子式の生活が多いのか等、いろんな要素が合い交じり合って住宅は構成されていきます。
したがって面談を重ねて、クライアントからいただいたデーターを一つ一つ組み合わせ2次元そして3次元にまとめていきます。
まず住宅の顔「玄関」から家に入りましょう。玄関のイメージをたとえばいろんな要素イメージから和風としましょうか。外観等を含めて家のイメージが和風になりますので当然入り口の扉は引き違い戸、片引き戸、引き込み戸になるかというと単純にはそうはなりません。玄関の広さ、クライアントが玄関に対して持っているイメージ、他の部屋とのからみ、そして極端には設計者の好み等も合い混ざり合って決定されることになります。ただ此処で、たとえ決定されても設計が進んでいく過程で変更になることは多々あります。
身体に合わせた玄関と言ってもまたなかなか答えが難解です。たとえでお話しするしかないので、原則論での説明になりますが、まず玄関と言うのは、お客人を招き入れるところということを優先したクライアントのイメージですと、和風の扉で内開きという選択肢を私は良くお勧めします。そして内玄関の広さもやや通常よりは広く確保します、当然床面積等の制限、予算の制限等も考慮しつつバランスを取りながら広さを決めていくことになります。
玄関の構成は外部にはポーチ、内部には玄関、式台、靴いれ、収納、ベンチ、手すり、コート帽子掛け等になるかと思います。ベンチ、手すりについては家族の中で身体的に弱い家族があるとか、機能的に欲しいとか要望があれば設計者として考えますし、予算の制限等があれば又違った答えを考えて提案します。
玄関一つでもまだまだたくさんの説明が必要ですが、家づくりをお考えの皆さんからの質問等に対して、具体的に住宅が構成しているほかの部屋にバトンを渡していきたいと思います。世界で一つだけの住宅設計ですから、それぞれ違う皆さんのこだわりに応えてまいります。
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2005年07月06日
風水と建築 〜環境が人間の脳をつくる〜
水曜日(7月6日)の、トピックスは!
>>家づくりソムリエの、ネットセミナーです。
【プロデューサーの一口メモ】
ページビューも急上昇・・・<家づくりソムリエのインターネット無料セミナー>
中でもやはり「風水」は関心が高いようですね。皆さんは「スピリチュアル」って
言葉を聞いたことありますか? 今回は栃木県の建築家 湯澤敦史ソムリエより
お届けします。
[ 無意識のうちに入ってくる環境情報 ]
風水とは「環境」を意味します。つまり、住んでいる街、住まいがそれぞれ一つの環境であり、風水だということです。重要なのは、それら環境(風水)が私たちに影響を与えているということ。風水とは、環境が持つ情報を読み取り、人が良い方向へ向かっていける環境をつくる手法です。
環境にはまず、色・形・デザイン・素材・匂い・光・音、動線計画や家具などの配置計画、土地の場所や地形など人間の五感で感じられる環境があります。一方、建物が建つことによってできる気の流れ、その人に合った方位方向という目には見えない環境があります。
人間の行動や思考の95%は無意識によるといわれます。その無意識に入ってきた「環境情報」が、人間の行動や思考に大きな影響を与えるというわけです。 風水と聞くと、何かグッズをしかるべき場所に置くことだと思われがちですが、それはほんの周囲のことに過ぎません。もちろん、それもあながち間違いではありません。大黒様や恵比寿様のようなふくよかな笑みを浮かべた像を見ることによって、そうなってくるというイメージが無意識に刻まれる可能性もあるからです。
[ 人は環境に共鳴する ]
天井の高い部屋に入ると、晴れ晴れとした気持ちよさを感じることがあると思います。これは自然に呼吸が深くなり、背筋も伸び、身体や脳に十分な酸素が供給されるからです。天井の高さと肺が共鳴しているといえるでしょう。そして天井が高いと、そこにある「気」が活性化します。天井が傾斜していると、それはさらに強まります。気が乱反射し、より活性化するからです。
このように気が活性化した室内は、リビングなど人が集まるところが最適です。
[ 右脳と左脳のアンバランスがストレスをつくる ]
風水のもう一つの観点は、脳の働きを良好にするということです。
現代人のストレスの多くは、その交感神経と副交感神経のバランスの崩れによる自律神経失調症といわれます。風水では、脳内がα波の状態で、右脳・左脳の働きのバランスが良くなる環境を、良好な環境と考えています。たとえば、シンメトリー(左右対称)になる部分をつくります。これは、視覚的に右脳と左脳に同じ刺激を与える意味合い。さらに、バランスの良い美しいイメージを与えます。
[ 親子の絆を深める住宅 ]
私の最大のテーマは「親子の絆を深める住宅」です。絆を深めるというのは、その家に住んでよい思い出がたくさんできること。そして良い思い出を作るためには楽しくなる空間や家族の良い人間関係が必要です。そのような良い人間関係をつくるための環境情報を、風水というデザイン手法を用いて演出しています。風水には、その人がどうなりたいのか、どうしたいのかなどに則したさまざまな理論と方法があります。
冒頭で記したように、環境情報は無意識のうちに入ってきます。環境が、そこに住まう人をつくるといっても過言ではありません。住宅の計画は十分に練り、三次元的な室内構成を考えることが重要なのです。
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中でもやはり「風水」は関心が高いようですね。皆さんは「スピリチュアル」って
言葉を聞いたことありますか? 今回は栃木県の建築家 湯澤敦史ソムリエより
お届けします。
[ 無意識のうちに入ってくる環境情報 ]
風水とは「環境」を意味します。つまり、住んでいる街、住まいがそれぞれ一つの環境であり、風水だということです。重要なのは、それら環境(風水)が私たちに影響を与えているということ。風水とは、環境が持つ情報を読み取り、人が良い方向へ向かっていける環境をつくる手法です。
環境にはまず、色・形・デザイン・素材・匂い・光・音、動線計画や家具などの配置計画、土地の場所や地形など人間の五感で感じられる環境があります。一方、建物が建つことによってできる気の流れ、その人に合った方位方向という目には見えない環境があります。
人間の行動や思考の95%は無意識によるといわれます。その無意識に入ってきた「環境情報」が、人間の行動や思考に大きな影響を与えるというわけです。 風水と聞くと、何かグッズをしかるべき場所に置くことだと思われがちですが、それはほんの周囲のことに過ぎません。もちろん、それもあながち間違いではありません。大黒様や恵比寿様のようなふくよかな笑みを浮かべた像を見ることによって、そうなってくるというイメージが無意識に刻まれる可能性もあるからです。
[ 人は環境に共鳴する ]
天井の高い部屋に入ると、晴れ晴れとした気持ちよさを感じることがあると思います。これは自然に呼吸が深くなり、背筋も伸び、身体や脳に十分な酸素が供給されるからです。天井の高さと肺が共鳴しているといえるでしょう。そして天井が高いと、そこにある「気」が活性化します。天井が傾斜していると、それはさらに強まります。気が乱反射し、より活性化するからです。
このように気が活性化した室内は、リビングなど人が集まるところが最適です。
[ 右脳と左脳のアンバランスがストレスをつくる ]
風水のもう一つの観点は、脳の働きを良好にするということです。
現代人のストレスの多くは、その交感神経と副交感神経のバランスの崩れによる自律神経失調症といわれます。風水では、脳内がα波の状態で、右脳・左脳の働きのバランスが良くなる環境を、良好な環境と考えています。たとえば、シンメトリー(左右対称)になる部分をつくります。これは、視覚的に右脳と左脳に同じ刺激を与える意味合い。さらに、バランスの良い美しいイメージを与えます。
[ 親子の絆を深める住宅 ]
私の最大のテーマは「親子の絆を深める住宅」です。絆を深めるというのは、その家に住んでよい思い出がたくさんできること。そして良い思い出を作るためには楽しくなる空間や家族の良い人間関係が必要です。そのような良い人間関係をつくるための環境情報を、風水というデザイン手法を用いて演出しています。風水には、その人がどうなりたいのか、どうしたいのかなどに則したさまざまな理論と方法があります。
冒頭で記したように、環境情報は無意識のうちに入ってきます。環境が、そこに住まう人をつくるといっても過言ではありません。住宅の計画は十分に練り、三次元的な室内構成を考えることが重要なのです。